相国寺承天閣美術館

企画展

概要

円山応挙の作は、人間の業や自然の驚異を写実的に捉えた作品です。人間の苦難と幸福の対比が鮮烈な出世作『七難七福図巻』、徹底した写生による飾り羽の緻密な色彩が光る『牡丹孔雀図』、縦3.6メートルを超え、今にも水飛沫の轟音が聞こえそうな『大瀑布図』が順次展示されます。
一方、伊藤若冲の作は、鹿苑寺の大書院を飾った全五十面からなる『大書院障壁画』です。彼の極彩色画とは対照的に、本作は「水墨画家」としての天才的手腕が遺憾なく発揮されています。墨の滲みを利用して立体感を生み出す「筋目描」などの超絶技巧を駆使し、葡萄に集う小鳥や、生命力あふれる鶏、孤高の松鶴がモノトーンの世界で躍動的に描かれています。
十八世紀の京都画壇を牽引した両巨匠の、静と動、写実と装飾の極致を体感できる展覧会です。

展示構成

第一章応挙と相国寺

海浪群鶴図屏風 円山応挙筆 相国寺蔵(画像1)
雪中山水図 浜松群鶴図屏風 円山応挙筆 相国寺蔵(Ⅰ期)
薔薇文鳥図 朝顔図 円山応挙筆 相国寺蔵(Ⅱ期)

第二章躍動の若冲

[ 主要展示作品 ]
重要文化財 鹿苑寺大書院障壁画五十面 鹿苑寺蔵 一挙公開(画像2)

第三章相国寺コレクション

[ 主要展示作品 ]
重要文化財 七難七福図巻 円山応挙筆 相国寺蔵(画像3)
重要文化財 牡丹孔雀図 円山応挙筆 相国寺蔵(Ⅰ期前半)
重要文化財 大瀑布図 円山応挙筆 相国寺蔵(Ⅰ期後半)

第四章売茶翁と相国寺

[ 主要展示作品 ]
売茶翁高遊外墨蹟 寒山詩 鹿苑寺蔵(通期)
売茶翁高遊外像 梅荘顕常賛 伊藤若冲筆 相国寺蔵(画像4)

基本情報

会期
Ⅰ期  2026年10月17日(土)〜2027年2月14日(日)
Ⅱ期 2027年2月20日(土)〜6月20日(日)
年末年始休館
2026年12月27日(日)~2027年1月8日(金)
展示替休館
2027年2月15日(月)〜2月19日(金)
時間
10:00~17:00 (入館は16:30まで)
拝観料
大人 1,000円
大学生・高校生 800円
中学生 500円
小学生 無料(要保護者同伴)

※大人20名様以上は団体割引で各800円
※障碍者手帳をお持ちの方と介護者の方一名様は無料とさせていただきます。

主催
相国寺承天閣美術館
協賛
一般財団法人 萬年会 鹿苑寺 慈照寺

関連イベント

記念講演会①「円山応挙の生涯と芸術―近世京都画壇の中での存在意義」

日時
2026年11月29日(日) 14:00~15:30

記念講演会②「伊藤若冲の生涯と芸術―相国寺との関わりをめぐって」

日時
2027年2月28日(日) 14:00~15:30
講師
村田隆志氏 (大阪国際大学 国際教養学部 教授)
場所
当館二階講堂(13:30開場)
定員
先着80名

※各イベントには当日の拝観券が必要です

プレスリリース

  • 2026年9月14日

    「円山応挙と伊藤若冲」のプレスリリースを公開いたしました。

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